【施工事例】マンション・引込開閉器盤取替工事
こんにちは。
昨日、空港近くのマンションの引込開閉器盤の取替工事をさせていただきました。
引込開閉器盤とは、マンションなどの集合住宅の各戸へ電源を供給するための共用分電盤のことです。
全体写真(施工前)
引込開閉器盤(施工前)裏面
錆が目立ちますし、緑色の養生テープで臨時の補修もされていてボロボロでした。
これでは、いつ漏水して短絡するか分かりません。そうしたら停電して突然電気が使えなくなってしまいます。
電線管も錆だらけです。
表面を開放した中身はブレーカーが並んでおります。
それでは、さっそく新しい引込開閉器盤に取替えていきましょう。
作業予定時間は9時から17時までです。
作業中はマンションにお住まいの方は電気が使えませんので、大変ご迷惑をお掛けしてしまいます。
住民の皆様のお許しをいただいて当日作業させていただいていること、その事を弊社も肝に銘じて、
少しでも早く電気をお使いいただけるように、作業に集中して取掛ります!
先ずは、九電工の方に電線のヒューズを外していただきます。
こうすることによって、2次側への送電をストップします。
古い番を撤去して、新しい盤を据付ます。
作業スペースも時間も限られていますので、撤去品は即トラックに載せ搬出の準備も行います。
盤の据付・電線の送り
配線
トランス周りの電線の処理。トランスに電線が接触しないようにします。
仕上がり
新しい盤
電線管も新しく取替えました。
新しい盤の横面と裏面
盤が二重構造になっているのがお分かりいただけるでしょうか?
こちらが古い盤です。
裏面はフラットで、ただの長方形ですたが、当社は盤を加工して盤の形状を変えております。
その理由は、雨切りのためです。
もう一度、古い盤内部の拡大写真です。
電柱を経由して、太い電線がまっすぐに電線管から下におりてきています(写真真ん中あたり)。
こちらが、新しい盤の内部写真です。
上からおりてきた電線を、まずはボックスで受けます。
次に、表側のボックスに電線をまわします。
こうすることで、漏水のリスクを回避しているのです。
太い電線を処理するのは、なかなか労力を使いますが、先に申し上げましたように、漏水は停電を引き起こしますので、住民の方々が安心して日々電気をお使いいただけることが第一でございます。
おかげさまで無事工事完了です。
工事中はエレベーターも使えず、住民の方も大変でしたが、皆さま嫌な顔ひとつせず、
心から頭が下がる思いでした。
誠にありがとうございました。